気功体操を始める前に
気功体操を紹介するにあたり、気功体操の準備体操とも言える「三調」は紹介していましたが、「擦掌」については詳しく説明していませんでした。
なので、今回は「擦掌」について解説していきます。
初めてこのブログを見る方に説明すると「三調」というのは「身体・呼吸・心」を整えることをいいます。
詳しいことはこちらを御覧ください。
『調息は息を調える』
『調心は心を整える』
気功体操は「三調」を行ったあと行うのですが、「三調」をやり終えたらゆっくりと手を擦り合わせます。
これは、手を温めるために行うものです、自分の身体とは言え急に手で触るより「擦掌」で手の準備を行います。
これは、イメージで言うと手を気で温めるという感じです。
あくまでもイメージです。
手に気をためて何かやるというわけでありませんのでご注意ください。
やり方
やり方ですが、両手の平をこすり合わせるだけです。
ただ、ポイントはゆっくりと置こうということです。
早くサッサッと感じでさすってはだめです。
やってみると分かりますが、ゆっくり丁寧に擦った方が手がまんべんなく温かくなります。
これは、ゆっくり丁寧に擦ることで、手全体を意識しやすくなるからです。
このときに、手に意識が集まって全体的に温かくなるというイメージをしっかり持って行ってください。
そうすると、ツボを押すための手が準備されます。
(手が温かく気持ち良くなるようにイメージしてください)
ツボを押すための手というのは、程よく手の皮膚が緩んみ、手や指の関節も柔軟性ができている状態です。
この手でツボを押すと手のあたりがよく、ツボに良くハマるという感じがすると思います。
これから気功体操を行うときはぜひこのような手になることを意識して「擦掌」を行ってからとりくんでみてくださいね