ここでは、呼吸を整える「調息」を紹介します。
良く、気功や瞑想で「呼吸を整える」というと「腹式呼吸」が有名ですね。
でも、もしかかしたら、あなたが思っている「腹式呼吸」とはちょっと違うかもしれません。
一般的に「腹式呼吸」というと
息を吸い入れるときにお腹を膨らませるように息を入れて、吐くときにお腹がへこむように息を吐きだす。
やり方とだと思います。
これが一般的で一番簡単な腹式呼吸のやり方ですね。
でも、太極堂がおすすめする気功体操の準備として行う三調で行う「調息」の腹式呼吸はちょっと違うんです。
どんな風にするかというと。
まず、椅子にリラックスするように腰かけてください。
そして、お腹を意識します。
このとき、「おへそ」か「おへその下」あたりを意識してください。
いわゆる、臍下丹田という場所です。
「おへそ」か「おへその下」あたりを意識したら、自分の呼吸を意識します。
自分の呼吸を意識するというのは呼吸を観察するということです。
呼吸を観察すると、息を吸うときに自然とお腹が膨らんで、息を吐いているときに自然とお腹がへこんでいる、または、もとの状態に戻っているのがわかると思います。
いらゆる、腹式呼吸のように、意図的にお腹を膨らませて息を吸って、お腹をへこませながら息を吐くのでなく、自分は何もしないで自然な呼吸の動きを「観察」するだけです。
この時、微妙に腰も膨らんでいることに気付けるとよりいいですね。
この呼吸法の方が静かで、呼吸を整えることにより適しています。
その他、メリットはあるのですが、ここでは割愛します。
これが、気功体操における「調息」のやり方です。
どうでしょう?
簡単でしょう。
日常的に行うと瞑想としての効果もありますので、ぜひ取り組んでみてください。
参照
『三調』に関するページ
『調心は心を整える』