今回はライムについてお話をします。先月号ではレモンのことを紹介しました。ライムもレモンも栄養素という観点からみると非常に似たものになっています。
同じ種類の植物なので当たりまえと言えば当たり前なのですが。でも、レモンとライムで分けてそれぞれ紹介するにはそれなりの訳があります。
レモンより強いアンチエイジング
ライムとレモンはその優れた働きも似ています。というかほぼ同じです。
前回お伝えした「レモンの力」は
1.疲労回復
2.血管の健康増進
3.腎臓の健康増進
というものでした。ライムもこの辺りはほぼ同じです。
同じなのですが、ライムには強い抗酸化酵素が含まれているという研究があります。
これはビタミンPとも呼ばれ「エリオシトリン」という酵素です。
これはもちろんレモンにも豊富に含まれていますが、飲んでいる感覚だとライムの方がパワーがあるように感じます。(←これ院長の感想です)
ライムの方が芯から元気にしてくれる、そんな感じがします。
それは、ライムの方が腎臓への働きかけが良いからかもしれません。(←これも院長の感想です)
抗酸化酵素
抗酸化酵素というのは、身体を酸化させる物質に抵抗する働きを担うものです。
そもそも人間の身体は酸素を吸って生きています。
酸素は生きてい上でとても重要な働きをする物質ですが、体内に取り込まれた酸素が常に身体にとって良い働きをするという訳ではないのです。
活性酸素・フリーラジカル
身体の中に入った酸素は代謝の過程で一部が活性酸素になってしまい、この活性酸素の中でも不安定な状態になって、かえって細胞に害をなしてしまうものがあります。
活性酸素の中でもさらに不安定な状態になっているものをフリーラジカルといいます。
「スーパーオキシド」「ヒドロオキシラジカル」は活性酸素の中でもフリーラジカルと呼ばれるもので、美容や健康面からも特に注視されているものです。
活性酸素やフリーラジカルは部分的に免疫作用があったり身体に良い働きをする面もあるのですが、過剰に産生されると細胞を傷つけたり、老化を促進してしまうと言われています。
フリーラジカルの身体への影響
活性酸素やフリーラジカルが過度に生成されると様々な病気の原因になる言われており、ポピュラーなとこでは、動脈硬化や糖尿病。
神経系では、パーキンソン病やアルツハイマー病、眼科疾患では糖尿病性網膜症や白内障など、その他、気管支喘息、がんといった幅広い疾患を引き起こす可能性があるといわれています。
そして、なぜ、活性酸素やフリーラジカルが体内で増えていくかいうと不規則な生活やアルコールの大量摂取、過重なストレス、偏りのある食生活などがあげられます。
対策方法
増えすぎたフリーラジカルをどうすれば良いか。
その解消におススメなのがレモンやライムなのです。
ビタミンCはフリーラジカルや活性酸素を除去する抗酸化物質の代表的なビタミンですが、ライムやレモンにもそれ以外にもSOD酵素(Superoxide Dismutase)と呼ばれるものが多く含まれています。
レモン水を飲んだ方は実感されると思いますが、疲労が取れやすいだけでなく、身体が楽になったように感じるのはこのフリーラジカルや活性酸素が体内から除去されているからと考えられます。
就寝時間が不規則になりがちとか食生活が乱れがちとか、お酒を沢山飲むという方には、是非、レモンやライムを活用して頂きたいと思います。
ライムの可能性
また、まだ正確なデータは出ていないようですが、ライムに含まれている成分が糖尿病の予防になるのではないかということでいろいろ試されている方がいるようです。
中国では糖尿病の食事療法として「ライムと鶏の料理」を工夫している人たちもいます。
これから新しいことが分かってくる分野だとひそかに期待しています。
おススメレシピ
レモンもライムも同じですが、レモン1個またはライム1個を絞って200ml~500mlの水で飲むという方法です。
レモンとライムを日替わりで飲むという方法もいいですね。
今のように熱い時期は1日に2~3杯、朝、昼、夕方と飲むこともあります。
そうすると、午前午後通して元気に動けます!
レモンはクエン酸が沢山はいっているので夏バテ防止にもよいですよ!
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